お盆・観音大施餓鬼法要ご案内状

日増しに暑さが加わって参りましたが、皆様方には、ご多忙のうちにもご清栄のことと拝察申し上げます。
扨て、当寺では、恒例のお盆観音大施餓鬼供養会を下記の通り厳修致しますので、宜しくお願い致します。
お施餓鬼会とは、六度の世界(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天女)で苦しんでいる亡者(ご先祖様)をお救いする大切な供養日です。

この法会は、ご先祖様を祀り、報恩感謝を表し、施しの心をみがく大切なお盆の行事であります。ご先祖様を始め、初盆精霊・水子霊の冥福を祈り、今生きる私たちの幸福を念じる法会ですので、卒塔婆供養をお勧め致します。
年に一度のお盆供養に是非ご参拝焼香下さいます様ご案内申し上げ、亡者供養(お接待)の為に施し供養をお願い致します。

合掌

盆踊りのはじまり

お釈迦さまの十大弟子の一人である目連尊者は「神通第一」と称されるほど超能力に精通していました。ある時、他界した母親が極楽で楽しく過ごしているかどうかが気になり、超能力を使って母親の様子を見通します。すると、極楽で楽しんでいるどころか、餓鬼道で逆さ吊りになって鞭で打たれていたのです。
動揺を隠せない目連がお釈迦さまに相談したところ、母を救う術を教えてもらい、見事に母親を餓鬼道から救い出すことができました。これが「盂蘭盆経」という経典に説かれた逸話であり、日本の「お盆」の語源とされています。
一説によると、餓鬼道から救い出された母親は喜びのあまり踊り、それを見た目連もまた喜び踊ったことが、盆踊りの起源ともいわれています。

供養の舞

盆踊りの起源や意味には諸説ありますが、全国各地で伝承されている理由は、死者の供養と深い繋がりがあるからです。
鎌倉時代、時宗の開祖である一遍上人は、太鼓や鉦を叩きながら念仏を唱える「踊念仏」を各地に広めました。この踊念仏が、お盆に先祖が帰ってくるという信仰と結びつき、お盆に踊るようになったともされています。その踊りには、現世に帰ってきた亡き人の御霊を、踊りによって供養し、仏の国に送り出すという意味がありました。
過去には、亡くなった人の行いを踊りで表すことで、生前の面影を忘れないように残し伝えるという願いも込められていたようです。
いつしか祭りとして町全体で行われるようになると、近所の人々の交流の場となり、娯楽の少なかった時代にあっては、数少ない楽しみの一つでもありました。
「供養」「交流」「娯楽」そして「悲しみの軽減」。これほど多角的な意味を持つ祭りは世界を見ても稀です。死者の供養という面を持ちつつ、死別の悲しみを和らげる踊りでもある。亡き人と過ごす夏の行事が盆踊りなのです。

鶏羅山 報恩寺所在地

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