平成31年1月29日(火)〜 3月24日(日)京都・醍醐寺 ―真言密教の宇宙―

京都市の南東に位置する醍醐寺は、千百年以上の歴史を持つ真言密教の名刹です。その歴史は、平安時代・貞観十六年(874)、理源大師聖宝りげんだいししょうぼう(832〜909)が醍醐味の水が湧き出るという笠取山かさとりやまに草庵を結んだことに始まります。開創以来、人々の願いをかなえる加持祈祷や修法すほうを行う実践を重視する寺として発展し、ときの権力者たちの篤い信仰を集めてきました。こうした歴史を物語るように、醍醐寺には数多くの仏像や仏画、経典類が伝わっています。
 平成28年(2016)、醍醐寺の長い歴史において初めて、中国で展覧会が開かれました。平安時代から江戸時代にいたる同寺の歴史と美術をたどる展覧会は好評を博し、上海と西安の二都市で80万人以上が来場しました。本展は中国での展覧会開催を記念して行うものです。
 本展では、密教美術の宝庫ともいえる醍醐寺の寺宝から、薬師堂本尊である薬師如来および両脇侍像(国宝)をはじめ国宝・重要文化財を多数含む珠玉の仏教美術をご紹介いたします。加えて、豊臣秀吉による「醍醐の花見」ゆかりの品々や俵屋宗達たわらやそうたつらの華やかな近世美術も見どころです。約15万点の寺宝の中から選りすぐった名宝計104件(国宝32件、重文49件を含む)を一挙公開いたします。密教美術の頂点ともいえる名品の数々をご堪能ください。

[supsystic-gallery id=16]
平成31年1月29日(火)〜 3月24日(日)京都・醍醐寺 ―真言密教の宇宙―

画像をクリックすると PDF ファイルがダウロードできます

平成31年1月29日(火)〜 3月24日(日)京都・醍醐寺 ―真言密教の宇宙―

画像をクリックすると PDF ファイルがダウロードできます

カテゴリーNEWS